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ライバルに差がつく二学期。思考力を武器に算数が得意になる子へ_20250901溌剌塾

長い夏休みが終わり、新学期がスタート。
「二学期は子どもの成績が伸びる大事な時期」とよく聞くけれど、一体何から始めれば良いのかお悩みではありませんか?
夏休み気分が抜けきらず、勉強に集中できていない様子を見ると、親としては不安になりますよね。
実は、二学期に飛躍するお子様と伸び悩むお子様とを分けるのは、「思考力」の差にあります。
この記事では、なぜ二学期が学力向上の鍵となるのか、そして、お子様の思考力を引き出し、算数を得意に変えるための具体的な方法や、親ができる関わり方のヒントを、分かりやすくご紹介します。

ライバルに差がつく二学期。思考力を武器に算数が得意になる子へ

夏休みが終わり、いよいよ始まる二学期。
この時期は、一年の中でも特にお子様の学力が大きく伸びる、あるいは、ライバルに差をつけられてしまう重要な時期だと言われています。
なぜなら、一学期で学んだ基礎的な内容をもとに、より応用的で複雑な学習へと入っていくからです。
また、運動会や文化祭といった行事も多く、時間の使い方がうまくないと勉強との両立が難しくなります。
夏休み気分が抜けきらないままなんとなく過ごしてしまうか、気持ちを新たに目標を持って取り組むかで、数ヶ月後には大きな違いが生まれます。
二学期を制する子が受験を制すると言われるのには、しっかりとした理由があるのです。

学習内容が本格的に難しくなる「飛躍」の時期

二学期に学習する内容は、どの教科においても一学期の基礎知識が定着していることを前提として、ぐっと難易度が上がります。
算数では文章問題がより複雑になり、国語では扱う文章が長くなります。
ここで重要になるのが、知識をただ覚えているだけでなく、それらを組み合わせて答えを導き出す「思考力」です。
一学期までは暗記で乗り切れていたお子様も、二学期からは「なぜそうなるのか」を自分の頭で考えなければ、授業についていくのが難しくなってきます。
この時期に思考力を鍛えることは、お子様が学力の壁を乗り越え、大きく飛躍するための土台作りとなるのです。

中だるみしやすいからこそ、学習習慣が試される

長い夏休みという解放感を味わった後だけに、二学期は気の緩みから「中だるみ」に陥りやすい時期でもあります。
学校生活のリズムを取り戻すのに時間がかかったり、宿題を後回しにしてしまったりと、学習習慣が乱れがちです。
しかし、見方を変えれば、この時期は「自分で自分を律する力」を育てる絶好の機会です。
周りが少しだらけている時に、こつこつと机に向かう習慣を再構築できたお子様は、精神的に大きく成長します。
ここで確立された学習習慣は、今後の勉強において非常に強力な武器となります。
安定した学習時間を確保することが、じっくりと考える力を育むための第一歩なのです。

学校行事と勉強の両立で「計画力」が育つ

二学期は運動会や学習発表会など、学校行事が目白押しです。
練習に時間を取られ、普段通りに勉強時間を確保するのが難しい日も増えるでしょう。
しかし、この経験こそがお子様の「計画力」を育む貴重な機会となります。
限られた時間の中で、「今日は何をどこまでやるか」「そのためにはどう時間を使えばよいか」を自分で考えるようになるからです。
この計画力は、物事を筋道立てて考える思考力の一部です。
ただ忙しいと嘆くのではなく、行事と勉強をどう両立させるかをお子様自身に考えさせることで、効率的な学習方法を見出す力が自然と身についていくのです。



要注意!二学期で成績が伸び悩む子の共通点と思考力の関係

「うちの子、二学期になってから成績が伸び悩んでいるかも…」と感じたら、学習方法を見直すサインかもしれません。
成績が停滞してしまうお子様には、いくつかの共通した特徴が見られます。
例えば、問題の解き方をただ覚えるだけで満足してしまい、「なぜその方法で解けるのか」まで考えようとしない姿勢です。
また、少し難しい問題に直面すると、すぐに諦めて答えを見てしまったり、後回しにしたりする癖も危険信号です。
これらの行動の根底には、物事の本質を深く考えようとしない、思考力の不足が隠れている可能性があります。
二学期の学習は、こうした弱点が表面化しやすいのです。

「やり方」を覚えるだけで満足してしまう受け身の学習

先生や親から教わった解き方をその通りに再現するのは得意でも、少し問い方が変わると途端に解けなくなる。
これは、学習が受け身になっている証拠です。
解答までの「やり方」を覚える作業に終始し、その背景にある原理や原則を理解しようとしていません。
このような学習法では、応用力が身につかず、学年が上がるほど通用しなくなります。
本当の学力とは、未知の問題に出会ったときに、自分の持っている知識をどう使えば解けるかを考え抜く力のことです。
二学期からは、この「自分の頭で考える」という能動的な姿勢が、成績を伸ばす上で不可欠になってきます。

分からない問題を「後でやろう」と先延ばしにする癖

分からない問題が出てきたとき、お子様はどのように対応していますか。
「難しいから後でやろう」「今は考えたくない」と、面倒な思考から逃げるように問題を先延ばしにしてしまう癖は、思考力の成長を妨げる大きな要因です。
粘り強く考える経験を避けているため、思考の体力がつきません。
分からない問題こそ、自分の弱点を発見し、学力を伸ばす絶好の機会です。
すぐに答えを求めるのではなく、まずは自分でじっくりと考え、どこが分からないのかを明確にする習慣をつけさせることが大切です。
この粘り強さが、難しい問題にも立ち向かうための自信を育てます。

夏休み前の知識が曖昧なままになっている

二学期の学習内容は、一学期や夏休み前の知識が土台となっています。
もし、その土台がぐらついたまま新しいことを学ぼうとしても、知識はうまく積み上がりません。
例えば、算数で言えば、一学期の計算がおぼつかないまま、二学期でより複雑な文章問題に挑戦するようなものです。
分かったつもりでいたけれど、実は根本的な部分が曖昧だったというケースは少なくありません。
新学期の初めに、一度立ち止まってこれまでの学習内容を軽く振り返る時間を持つことが有効です。
盤石な基礎知識があって初めて、新しい知識について深く思考することができるのです。



思考力を目覚めさせる!新学期から毎日続けたい3つの問いかけ

お子様の眠っている思考力を引き出すために、特別な教材は必ずしも必要ありません。
実は、日々の親子の会話の中に、そのきっかけは隠されています。
新学期が始まったこの機会に、お子様への「問いかけ」を少しだけ工夫してみませんか。
大切なのは、答えを求めるのではなく、考える過程を引き出してあげることです。
「要するにどういうこと?」「もし自分だったらどうする?」「どうしてそう考えたの?」といった短い質問は、お子様の頭を働かせ、物事を多角的に、そして深く捉える練習になります。
この毎日の小さな積み重ねが、やがて大きな思考力の差となって表れるのです。

「要するに、どういうこと?」で要約する力をつける

学校であったことや、本で読んだ物語についてお子様が話してくれた時、「へぇ、そうなんだ」で終わらせずに、「その話、要するにどういうこと?」と問い返してみてください。
これは、たくさんの情報の中から最も重要な部分を抜き出し、短い言葉でまとめる「要約力」を鍛える練習です。
物事の核心をつかむ力は、国語の読解力はもちろん、算数の文章問題で何が問われているのかを把握する力にも直結します。
最初はうまく答えられなくても構いません。
親子で一緒に「一番大切なのはどこかな?」と考えることで、お子様は物事の骨組みを捉える視点を養っていくことができます。

「もし自分だったら、どうする?」と当事者意識を持たせる

歴史の登場人物や物語の主人公について学ぶ時、「もし自分がこの人だったら、どうする?」という問いかけは、お子様の思考を活性化させます。
自分とは異なる立場や状況に身を置いて考えることで、想像力が豊かになり、物事を多角的に見る力が育まれます。
単なる暗記事項だった歴史上の出来事が、自分に関わりのある物語として生き生きと感じられるようになります。
この「自分ごと」として捉える姿勢は、学習への興味を深めるだけでなく、他者の気持ちを理解しようとする心の成長にもつながります。
算数の問題でも、「もし自分がお店の店長だったら」と考えることで、問題の状況がより深く理解できます。

「なぜ、そう考えたの?」で答えまでの道筋を意識させる

お子様が宿題の答えを出した時、それが正解でも不正解でも、「なぜ、そう考えたの?」と聞いてみてください。
この質問は、お子様に自分の思考プロセスを客観的に振り返らせる効果があります。
答えに至るまでの道筋を言葉で説明しようとすることで、考えが整理され、理解がより一層深まります。
もし間違っていたとしても、どこで考え違いをしたのかを自分で発見するきっかけになります。
親がすべきなのは、間違いを指摘することではなく、お子様が自分の考えを説明する場を作ってあげること。
この習慣が、論理的に物事を考える力の基礎を築きます。



算数が得意になる子の頭の中。思考力を具体的な手順に変える方法

算数が得意なお子様は、頭の中で問題をただ計算しているのではありません。
問題文の状況を映像のように思い描いたり、いくつかの解き方を瞬時に比較検討したりしています。
このような思考の働きを、誰でも手順を踏んで真似することができます。
特別な才能は必要ありません。
例えば、複雑な文章問題も、簡単な図や絵に描き出してしまえば、情報が整理されて解きやすくなります。
一つの解き方にこだわらず、別の方法はないかと探してみることも、思考の幅を広げます。
二学期からの算数では、こうした「頭の使い方」を意識することが、成績を伸ばすための近道となるのです。

問題文の情報を図や絵に描き出して整理する

算数の文章問題が苦手なお子様の多くは、文章を読んだだけで頭が混乱してしまいます。
そんな時は、問題に出てくる人や物の関係を、簡単な図や絵に描き出してみるよう促しましょう。
例えば、速さの問題なら線分図を、鶴亀算なら面積図を描くことで、文章だけでは分かりにくかった関係性が一目でわかるようになります。
情報を目に見える形に整理するこの作業は、問題の本質を掴むための重要な手順です。
難しい問題も、このように分解して単純化することで、どこから手をつければよいのかが見えてきます。
この習慣は、算数に限らず、様々な場面で役立つ問題解決の技術です。

複数の解き方を試し、一番良い方法を考える

一つの問題に対して、答えを出す方法は一つとは限りません。
算数が得意なお子様は、無意識のうちに複数の解き方を考え、その中から最も簡単で間違いにくい方法を選んでいます。
一つの答えが出た後で、「他に解き方はないかな?」と考えてみる習慣は、思考の柔軟性を養う上で非常に効果的です。
回り道に思えるかもしれませんが、様々な角度から問題を見ることで、その単元の理解が格段に深まります。
別々の解き方で同じ答えが出たとき、お子様は「なるほど、こうつながっているのか!」という発見の喜びを味わい、算数の面白さに目覚めていくでしょう。

なぜその公式を使うのか、言葉で説明してみる

公式をただ暗記して計算しているだけでは、本当の意味で理解したことにはなりません。
思考力を一歩深めるために、お子様に「なぜこの公式を使うと答えが出るのか、説明してみて」とお願いしてみましょう。
例えば、「速さ=道のり÷時間」の公式も、「1時間あたりに進む距離を知りたいから、全体の距離をかかった時間で割るんだよ」というように、自分の言葉で意味を説明する練習です。
この作業を通じて、公式が単なる記号の羅列ではなく、意味のある便利な道具として認識できるようになります。
根本的な理屈を理解することで、応用問題にも自信を持って対応できるようになるのです。



思考力が伸びた子の二学期。学習が「自分ごと」に変わる瞬間とは

二学期を通じて思考力が伸びてくると、お子様の学習に対する姿勢に明らかな変化が見られるようになります。
これまで親や先生に「やりなさい」と言われてしぶしぶ机に向かっていたのが、自分の知らないことを知りたい、難しい問題を解いてみたいという内側からの意欲に変わっていくのです。
学習が「自分ごと」になった瞬間です。
こうなると、少し難しい応用問題が出てきても、すぐに諦めずに粘り強く考え抜くようになります。
勉強は「やらされるもの」から「楽しむもの」へと変わり、知的な探求の喜びに目覚めていく。
これが思考力がもたらす最も素晴らしい成果と言えるでしょう。

「やらされる勉強」から「知りたいから学ぶ」姿勢への変化

思考力が育つ前は、「宿題だから」「テストがあるから」といった外的な理由で勉強するお子様がほとんどです。
しかし、自分の頭で考えて「わかった!」という経験を積み重ねると、学ぶこと自体が楽しくなってきます。
今まで点と点だった知識が線でつながる瞬間の面白さや、難問が解けた時の達成感を知るからです。
こうなると、親が「勉強しなさい」と言わなくても、自ら「この続きが知りたい」「もっと難しい問題に挑戦したい」と考えるようになります。
学習の主導権がお子様自身に移り、本当の意味での「自立した学習者」へと成長していくのです。

応用問題にも臆せず、粘り強く取り組めるようになる

以前は、少し複雑な応用問題を見ると「わからない」「無理だ」とすぐに投げ出していたお子様が、じっと問題とにらめっこし、試行錯誤を始めるようになります。
これは、思考力が育ってきた明確な証拠です。
答えがすぐに見つからなくても、問題の条件を整理したり、図を描いてみたりと、自分なりに解決への糸口を探そうとします。
この粘り強く取り組む姿勢こそが、学力を飛躍的に伸ばすための原動力となります。
失敗を恐れずに挑戦し、考えることそのものを楽しめるようになったお子様は、今後どんな学習の壁にぶつかっても、自力で乗り越えていく力を手に入れたと言えるでしょう。

友達に教えることで、自分の理解をさらに深める喜び

「わかった!」というレベルから一歩進むと、お子様は自分が理解したことを誰かに話したくなります。
学校で新しく習ったことを親に説明したり、分からない問題で困っている友達に「ここはこう考えるんだよ」と教えたりする場面が増えてくるでしょう。
実はこの「教える」という行為は、最も優れた学習方法の一つです。
相手に分かるように説明するためには、自分の頭の中にある知識を完璧に整理し、順序立てて話す必要があります。
この過程で、自分でも曖昧だった部分が明確になり、理解がさらに確かなものになります。
教える喜びを知ったお子様は、ますます学習に意欲的になります。




お子様のやる気を引き出す!二学期に親ができる最適な関わり方

お子様が二学期に大きく成長するためには、ご家庭での親の関わり方が極めて重要です。
やる気を引き出すのも、削いでしまうのも、親の何気ない一言がきっかけになることがあります。
大切なのは、お子様の学習を管理・監督することではなく、一番の理解者として伴走してあげる姿勢です。
テストの点数という結果だけを評価するのではなく、お子様が一生懸命に考えた時間や努力を認め、褒めてあげましょう。
また、集中して学習に取り組めるように、生活のリズムを整え、落ち着いた環境を用意してあげることも、親にできる大切な支援の一つです。

結果だけでなく「考えた時間」そのものを褒めてあげる

テストが返ってきたとき、点数だけを見て「良かったね」や「もっと頑張りなさい」と言ってしまいがちです。
しかし、思考力を育むためには、結果よりもそこに至るまでの過程に目を向けることが大切です。
「この難しい問題を、最後まで諦めずに考え抜いたんだね」「間違えちゃったけど、ここまで惜しかったね」など、お子様が努力した事実を具体的に言葉にして褒めてあげましょう。
自分の頑張りを見てくれているという安心感が、お子様の自己肯定感を高め、次への挑戦意欲を引き出します。
点数では測れない「考える力」の成長を、一番近くで見守り、認めてあげてください。

「勉強しなさい」を「今日の発見は何?」という質問に変える

つい口癖のように言ってしまう「勉強しなさい」という言葉。
これはお子様のやる気を失わせる魔法の言葉とも言えます。
この言葉を、「今日は学校でどんな面白い発見があった?」という質問に変えてみましょう。
この問いかけは、お子様に学校での学びを肯定的に振り返らせるきっかけになります。
また、親が自分の学びに興味を持ってくれていると感じ、嬉しく思うでしょう。
勉強を「やらなければならない義務」ではなく、「新しいことを知る楽しい時間」として捉えられるように、親子の会話を工夫することが、お子様の学習意欲を内側から引き出す鍵となります。

生活リズムを整え、集中できる環境を作ることの重要性

思考力を十分に発揮するためには、土台となる心と体の健康が不可欠です。
特に夏休み明けは生活リズムが乱れがちなので、早寝早起きやバランスの取れた食事を改めて意識し、安定した生活基盤を整えてあげることが重要です。
また、テレビやゲームの時間を決め、静かに集中できる学習環境を作ることも親の役割です。
お子様が「さあ、やるぞ」と気持ちの切り替えがしやすいように、物理的にも時間的にもメリハリのある生活を心がけましょう。
当たり前のことのように思えますが、こうした環境の力が、お子様の集中力や思考力を最大限に引き出すための支えとなるのです。



溌剌塾からのアドバイス

二学期は、お子様の「考える力」が大きく花開く可能性を秘めた大切な時期です。
学習内容が難しくなるからこそ、知識を詰め込むのではなく、一つひとつの事柄に対して「なぜだろう?」とじっくり向き合う習慣が、本当の学力を育てます。
ご家庭では、結果を急がず、お子様が自分の頭で試行錯誤している時間を温かく見守ってあげてください。
すぐに答えが出なくても、粘り強く考え抜いた経験そのものが、お子様を大きく成長させます。
新学期という新たな始まりの季節に、学ぶことの楽しさを知り、自ら探求していく喜びを発見できるよう、私達も全力で応援しています。

Q&A(このような質問を受けることがあります)

Q:夏休みの宿題をギリギリに終えるような子ですが、二学期から変われますか?

A:はい、変わる可能性は十分にあります。
まずは「計画を立てて物事を進めると、気持ちに余裕が生まれて楽になる」という成功体験をさせてあげることが大切です。
二学期の初めに、親子で学習計画を一緒に立ててみましょう。
無理のない小さな目標から始め、達成できたらたくさん褒めてあげることで、計画的に行動する力が育っていきます。


Q:学校の授業の進みが速く、ついていけていないようです。どうすれば良いですか?

A:まずは、どこでつまずいているのかを特定することが重要です。
分からなくなった単元まで一度戻り、基礎を固め直す勇気を持ちましょう。
ご家庭で見るのが難しい場合は、学校の先生に相談したり、塾などの専門家の助けを借りたりするのも一つの方法です。
焦らず、一つひとつ着実に理解を積み重ねることが、結果的に追いつくための近道です。


Q:思考力が大切と分かっていても、ついテストの点数で一喜一憂してしまいます。

A:お気持ちはよく分かります。
点数は目に見える分かりやすい指標なので、気になってしまいますよね。
そんな時は、点数と一緒に、お子様が努力した過程を評価する癖をつけましょう。
「この問題、粘り強く考えたね」など、答案用紙からお子様の頑張りを見つけて言葉にしてあげることで、親御さん自身の視点も少しずつ変わっていきます。


Q:複数の習い事をしていて、勉強時間を確保するのが難しいです。

A:時間が限られているからこそ、学習の質を高めることが重要になります。
短時間でも集中して取り組めるように、「この時間は算数だけ」と決めてメリハリをつけましょう。
また、習い事の行き帰りの時間などを活用して、簡単な計算問題を解いたり、一日の出来事を要約して話したりするのも、思考力を鍛える良い訓練になります。


Q:下の子がいると、上の子の勉強を静かに見てあげられません。

A:ご家庭の状況に合わせて工夫することが大切です。
例えば、下のお子様がお昼寝している時間や、何かに集中して遊んでいる短い時間を、上の子と向き合う時間に充てるなどです。
また、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)の勉強タイムだから、静かにしようね」と下の子に協力をお願いすることも、家族としての協力体制を作る上で良い経験になります。


Q:親が口を出しすぎると、子どもの自主性が育たないと聞きますが、どこまで関われば良いですか?

A:基本は「見守る」姿勢ですが、「困ったときにはいつでも助けるよ」という安心感を与えることが大切です。
お子様が自分で考え、試行錯誤している間は手を出さず、本人から助けを求められた時に初めてヒントを与えるようにしましょう。
「答え」そのものではなく、「考え方」のヒントを出すのがポイントです。


Q:中学受験を考えていますが、二学期の過ごし方で特に重要なことは何ですか?

A:基礎学力の定着と、応用問題に対応できる思考力の育成が重要です。
特に、小学校で習う単元の多くが出そろう二学期は、苦手分野を放置しないことが鉄則です。
一つひとつの単元を深く理解し、それらがどう関連しているのかを意識しながら学習を進めることで、入試問題に対応できる本物の学力が身につきます。


Q:思考力を鍛えるのにおすすめのゲームや遊びはありますか?

A:将棋や囲碁、チェスといったボードゲームは、数手先を読む思考訓練に最適です。
また、家族で楽しめるカードゲームや、条件を整理して答えを導くような謎解きゲームも良いでしょう。
大切なのは、親子で「どうすれば勝てるかな?」「次はどうしようか?」と会話しながら、楽しみながら頭を使うことです。


Q:読書は思考力アップにつながりますか?

A:はい、非常につながります。
物語の登場人物の気持ちを想像したり、話の展開を予測したりすることは、思考力や想像力を豊かにします。
また、文章の構造を理解する力は、算数の文章問題を読み解く力にも通じます。
お子様が興味を持つ分野の本を、親子で一緒に楽しむ時間を作ってみてください。


Q:男の子と女の子で、思考力の伸ばし方に違いはありますか?

A:たくさんあります。
例えば、将棋や囲碁、ボードゲームなどは、先を読んで筋道を立てて考える絶好の訓練になります。
また、読書を通じて物語の登場人物の気持ちや行動の理由を考えることも、論理的思考力を養います。
「なぜ?」「どうして?」と親子で会話する習慣を持つこと自体が、最高の思考力トレーニングになります。




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投稿者プロフィール

西村 元気
西村 元気
趣味:①コーヒー(毎朝どころか、1日に3〜4回ドリップ)
   ②露天風呂の大きな温泉(若い頃は硫黄泉が大好き→最近はアルカリ性でもOK)
   ③テニス(2度のぎっくり腰で、お休み中)
特技:①ガニ股(270°まで開く?)
   ②しゃがむと膝がポキポキ鳴る(ヒアルロン酸不足?)
   ③男の料理(なんちゃってスパイスカレー?)

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