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勉強嫌いの子が夢中に! SNSで遊びながら思考力を鍛える方法_20251110溌剌塾

「うちの子、スマホばかり見て勉強しない…」とお悩みではありませんか。
今や誰もがスマホを持つ時代、便利で楽しいSNSからお子さんを完全に遠ざけるのは、現実的ではありませんよね。
YouTubeやTikTokに夢中になる姿に、将来を心配するお気持ちは痛いほど分かります。
しかし、その悩みの種であるSNSこそが、実はお子さんの「考える力」をぐんぐん伸ばす最高の教材に変わるかもしれません。
親の少しの関わり方を変えるだけで、子供が自ら学び始めるきっかけを作れるとしたら、知りたくありませんか?
この記事では、SNSを「時間の無駄」から「思考力を鍛える道具」へと変える、具体的な方法と親子の関わり方をご紹介します。
読了後には、お子さんのスマホ時間を見る目が変わり、未来への期待が膨らんでいるはずです。

SNSは時間の無駄?子どもの思考力を奪うという大きな誤解

子どもがスマートフォンに夢中になっていると、「またそんなものばかり見て」とつい小言を言いたくなる保護者の方は多いのではないでしょうか。
「SNSは子どもの時間を奪い、思考力を低下させる」という考えは、世間一般に広く浸透しています。
確かに、受け身の姿勢でただ情報を眺めているだけでは、その心配も一理あるかもしれません。
しかし、SNSを一方的に悪者扱いしてしまうのは、あまりにもったいないことです。
見方を変え、使い方を工夫すれば、SNSは子どもたちの知的好奇心を刺激し、これからの時代を生き抜くために不可欠な「考える力」を育む強力な味方になり得るのです。

なぜ「SNS=学力低下」と思われがちなのか

保護者の方々が「SNSは学力低下につながる」と感じる背景には、いくつかの理由があります。
まず、勉強時間が直接的に削られてしまうという物理的な問題です。
面白い動画や友人とのやり取りに夢中になり、気づけば宿題の時間がなくなっていた、という経験は少なくないでしょう。
また、次々と流れてくる短い情報に慣れることで、一つの物事をじっくりと深く考える集中力が失われるのではないか、という懸念もあります。
さらに、視覚的で刺激的なコンテンツは、文字中心の教科書よりも魅力的に映りがちで、学習意欲そのものを削いでしまうのでは、という不安の声も聞かれます。

実は伸びている!SNS世代の子どもたちが持つ意外な力

一方で、SNSに慣れ親しんだ子どもたちは、私たちが思っている以上の能力を自然と身につけています。
例えば、膨大な情報の中から自分に必要なものや興味のあるものを瞬時に見つけ出す力です。
これは、情報過多の現代社会において非常に重要な能力と言えるでしょう。
また、多様な意見や文化に触れる機会が多いため、物事を多角的に捉える視点や、異なる価値観を受け入れる柔軟性も育まれます。
さらに、自分の考えを短い文章や画像、動画で表現し、他者からの反応を得るという経験は、自己表現力や伝達能力を磨く絶好の機会にもなっているのです。

これからの時代に必須の「思考力」とは何か

ここで言う「思考力」とは、単に知識をたくさん覚えることではありません。
これからの時代に求められるのは、得た知識や情報を基に、自分なりの答えを導き出す力です。
例えば、「AとB、二つの情報があるけれど、本当だろうか?」「この問題には、他にどんな解決策があるだろう?」と物事を鵜呑みにせず、批判的に考えたり、複数の選択肢を考え出したりする力。
そして、自分の考えを整理し、他者に分かりやすく伝える力。
これら全てが「思考力」に含まれます。
変化の激しい未来を生き抜くためには、未知の課題に直面したとき、自らの頭で考え、判断し、行動できる力が不可欠なのです。



YouTubeを「最強の教材」に変える保護者の関わり方

子どもたちに大人気のYouTubeは、まさに知的好奇心の宝庫です。
科学実験、歴史解説、社会問題のドキュメンタリーなど、質の高い教育的な動画も数多く存在します。
しかし、ただ見せるだけでは、その価値を十分に引き出せません。
大切なのは、動画をきっかけに親子の対話を生み出すことです。
「へぇ、面白いね」で終わらせず、少しだけ踏み込んだ質問を投げかける。
その小さな積み重ねが、子どもの思考を深くし、学びへの意欲を育てます。
YouTubeを単なる娯楽から、親子で共に学ぶ「最強の教材」へと変える鍵は、保護者の皆さんの関わり方一つにかかっているのです。

「なぜ?」を引き出す魔法の質問3つ

お子さんが動画を見ているとき、ぜひ試してほしい質問があります。
一つ目は「どうしてこうなると思う?」という、原因を考えさせる質問。
二つ目は「もし自分だったら、どうする?」と、自分事として捉えさせる質問です。
そして三つ目は「この動画で一番大事なことは何だった?」と、要点をまとめさせる質問。
これらの問いかけは、ただ受け身で見ていた子どもの頭を能動的に切り替え、深く考えるきっかけを与えます。
最初は答えられなくても構いません。
「お母さんはこう思うな」と、まずは保護者の方から考えを話してあげることで、子どもも自分の意見を言いやすくなります。

コメント欄が思考力を鍛える討論の場になる

YouTubeのコメント欄は、時に乱暴な言葉も目立ちますが、見方を変えれば多様な意見が飛び交う貴重な場所です。
もちろん、お子さん一人で見せるのは慎重になるべきですが、親子で一緒に「この動画について、他の人はどう思っているんだろうね?」と覗いてみるのは良い経験になります。
「自分と同じ意見の人がいるね」「こんな考え方もあるんだ!」と発見があるでしょう。
特に、賛成意見と反対意見の両方が書かれている場合、「Aさんはこう言っているけど、Bさんは違う意見だね。
あなたはどっちの考えに近い?」と問いかけることで、物事を多角的に見る訓練になります。

子どもの興味を学習につなげるチャンネル選びのコツ

お子さんの好きなゲーム実況動画も、見方を変えれば学びの入り口です。
例えば、歴史が舞台のゲームであれば、関連する歴史解説チャンネルを一緒に見てみる。
「この武将、ゲームだと強いけど、実際はどんな人だったんだろうね?」と誘えば、興味を持ってくれるかもしれません。
動物が好きなら、動物の生態を詳しく解説するチャンネルへ。
大切なのは、子どもの「好き」を否定せず、そこから少しだけ学びの要素がある方向へ興味を広げてあげることです。
親が一方的に「勉強になるからこれを見なさい」と押し付けるのではなく、子どもの好奇心を尊重し、一緒に探す姿勢が、学びへの意欲を引き出します。



TikTok・LINEで育む「伝える力」と「まとめる力」

TikTokの短い動画やLINEでのスタンプ中心のやり取りは、一見すると深い思考とは無縁に思えるかもしれません。
しかし、これらの日常的なコミュニケーションツールも、使い方次第で子どもの重要な能力を育む訓練の場となります。
短い時間や少ない文字数で、いかに自分の意図や感情を的確に伝えるか。
これは、情報を簡潔にまとめて要点を抽出する力や、相手の気持ちを想像して表現を選ぶ力につながります。
普段何気なく使っている道具の中に、思考力を鍛えるヒントが隠されていることに気づけば、お子さんとの関わり方もより豊かなものになるはずです。

短い動画から「要点」を掴む練習方法

TikTokやYouTubeショートなどで人気の短い動画は、次々と情報が流れていくため、ぼんやり見ているだけになりがちです。
そこで試したいのが、「今の動画、3つの言葉で説明するとどうなる?」という遊びです。
例えば、ダンス動画なら「音楽、笑顔、キレキレ」、料理動画なら「簡単、卵、美味しそう」のように、キーワードを挙げさせます。
これは、映像から重要な要素を瞬時に抜き出し、要約する訓練になります。
最初は難しくても、繰り返すうちに情報の取捨選択が上手になります。
この力は、将来、長い文章を読んだり、人の話を聞いたりする際に、要点を掴む力として必ず役立ちます。

LINEのやり取りで論理的な文章力を養う

家族とのLINEグループでの会話も、文章力を鍛える良い機会です。
例えば、週末の予定を決める際、「どこか行きたい」とだけ送るのではなく、「明日は晴れるみたいだから、公園で遊びたいな。なぜなら、新しいボールを使いたいから」のように、理由や目的を付け加えて文章にするよう促してみましょう。
保護者の方がまず、そうした具体的な文章を送ることで、お子さんも真似しやすくなります。
短い文章でも、結論と理由をセットで書く癖をつけることで、物事を筋道立てて考える論理的な思考が自然と身についていきます。
相手に分かりやすく伝える意識が、文章力を育てます。

スタンプや画像だけで気持ちを伝える表現力

言葉だけでなく、スタンプや画像を使って感情を表現することも、立派なコミュニケーション能力の一つです。
たくさんのスタンプの中から、今の自分の気持ちに一番ぴったりなものを選ぶ作業は、自分の感情を客観的に見つめ、それを非言語的な形で表現する訓練になります。
例えば、「ありがとう」という言葉に、どんなスタンプを添えれば、より感謝の気持ちが伝わるか。
親子でスタンプを送り合う際に、「このスタンプ、面白いね!どうしてこれを選んだの?」と聞いてみるのも良いでしょう。
相手の気持ちを想像し、表現を工夫する力は、豊かな人間関係を築く上で欠かせないものです。



SNSとの上手な付き合い方|親子で決めたい3つのルール

SNSの恩恵を受けつつ、その危険から子どもを守るためには、家庭内での明確な決まりごとが不可欠です。
しかし、一方的に親がルールを押し付けてしまうと、子どもの反発を招き、隠れて使うようになるなど、逆効果になりかねません。
大切なのは、なぜそのルールが必要なのかを子ども自身が納得することです。
親子でしっかりと話し合い、お互いが合意の上で決まりごとを設定することが、子どもの自律心を育み、SNSと健全な距離感で付き合っていくための第一歩となります。
ここでは、そのための具体的な3つの視点をご紹介します。

利用時間より「何を見るか」が重要

「スマホは一日一時間まで」といった時間制限は、シンプルで分かりやすい反面、あまり本質的ではありません。
例えば、教育的な動画を集中して一時間見るのと、ただ何となく刺激的な動画を一時間見続けるのとでは、その意味合いは全く異なります。
時間で一律に縛るのではなく、「どんな目的で、何を見るのか」という内容に焦点を当てて話し合うことが重要です。
「今日は調べ学習のためにYouTubeを使うね」「友達とゲームの話をするために少しだけLINEをしたい」など、子ども自身に利用目的を意識させることが、主体的な使い方につながります。

ネットの情報を鵜呑みにしないための対話術

インターネット上には、真偽不明の情報や、意図的に作られた誤った情報が溢れています。
子どもたちがそうした情報に惑わされず、批判的な視点を持つためには、日頃からの親子での対話が欠かせません。
「その情報って、本当に正しいのかな?」「誰が、何のために発信している情報だと思う?」といった問いかけを習慣にしましょう。
すぐに答えが出なくても、一緒に発信元を調べてみたり、他の情報と比較したりする過程そのものが、情報を多角的に見る訓練になります。
「ネットの情報は全部が本当じゃない」ということを、頭ごなしに教えるのではなく、具体的な事例を通して共に考える姿勢が大切です。

勉強とのメリハリをつけるための約束事

SNSの利用と勉強を両立させるためには、メリハリをつけるための具体的な約束事が効果的です。
「宿題が終わるまではスマホをリビングに置く」「夜9時以降は通知をオフにする」など、生活習慣に組み込んだ分かりやすいルールが良いでしょう。
ここでも重要なのは、子どもに「なぜこの約束が必要か」を理解させることです。
「勉強に集中するためだよ」「しっかり睡眠をとって、明日の学校に備えるためだよ」と、子ども自身の利益になることを丁寧に説明し、納得感を得ることが長続きの秘訣です。
守れたときにはきちんと褒めてあげることも、子どものやる気を引き出します。



親の「声かけ」次第!子どもの思考力が伸びる瞬間

子どもの思考力は、特別な教材や難しい問題の中だけで育つわけではありません。
むしろ、日常生活における親子の何気ない会話の中にこそ、その力を飛躍的に伸ばす機会が溢れています。
子どもが何かを発見したとき、疑問を口にしたとき、あるいは失敗してしまったとき。
そんな瞬間に、保護者の方がどのような言葉をかけるかで、子どもの思考の深まり方は大きく変わってきます。
ここでは、子どもの考える力を引き出し、自ら学ぶ意欲を育てるための、効果的な「声かけ」の工夫をいくつかご紹介します。
日々の少しの意識が、子どもの未来を大きく変えるかもしれません。

「すごいね」で終わらない!具体的に褒める技術

子どもが何かを成し遂げたとき、つい「すごいね」「えらいね」と声をかけがちです。
もちろん、褒めること自体はとても大切ですが、より効果的なのは「何が」すごかったのかを具体的に伝えることです。
例えば、絵を描いた子には「この色使いが素敵だね。どうしてこの色を選んだの?」と問いかける。
計算問題が解けたなら「途中の難しいところを、諦めずに考え抜いたのがすごいね」と過程を評価する。
このように具体的に褒めることで、子どもは自分の行動のどこが良かったのかを認識でき、次への自信につながります。
また、結果だけでなく過程に目を向ける姿勢は、子どもの粘り強さを育みます。

子どもの「なんで?」を一緒に考える姿勢

子どもから「空はなんで青いの?」といった素朴な疑問を投げかけられたとき、すぐに答えを教えるのは簡単ですが、少しだけ立ち止まってみましょう。
「面白い質問だね。〇〇ちゃんはどう思う?」と、一度子ども自身に考えさせてみることが、思考力を育む上で非常に重要です。
たとえ見当違いな答えが返ってきても、それを否定せず、「なるほど、そういう考え方もあるんだね!」と受け止めてあげてください。
その上で、「じゃあ、一緒に調べてみようか」と図鑑やインターネットを使って答えを探す。
この共同作業の経験が、子どもの探究心を刺激し、学ぶことの楽しさを教えてくれます。

失敗を恐れず自分の意見を言える環境づくり

子どもが自分の考えや意見を安心して口にできるかどうかは、家庭の雰囲気に大きく左右されます。
「そんなこと言ってもダメだよ」「もっとよく考えなさい」といった否定的な言葉は、子どもを萎縮させてしまいます。
大切なのは、どんな意見であっても、まずは「話してくれてありがとう」と受け止める姿勢です。
家庭が「何を言っても大丈夫」と思える安全な場所であれば、子どもは失敗を恐れずに様々な考えを巡らせ、それを言葉にすることをためらわなくなります。
思考力とは、試行錯誤の繰り返しの中で磨かれるものです。
安心して失敗できる環境こそが、子どもの挑戦する心を育てる土台となります。



それでもSNS漬けが心配な保護者の方へ

ここまでSNSを思考力育成に活用する方法をお伝えしてきましたが、それでもやはり「子どもがSNSにのめり込みすぎるのは心配」という気持ちが拭えない方もいらっしゃるでしょう。
そのお気持ちは、決して間違いではありません。
SNSには光の部分だけでなく、注意すべき影の部分も確かに存在します。
物事を正しく判断するためには、利点と欠点の両方を理解しておくことが不可欠です。
ここでは、SNSとの付き合い方を考える上で、保護者の方に知っておいてほしい危険な兆候や、専門家が指摘する注意点について触れていきます。
現実的な課題にも目を向けることで、よりバランスの取れた関わり方が見えてくるはずです。

思考力が低下する危険な兆候とは

もしお子さんに次のような様子が見られたら、少し注意が必要かもしれません。
例えば、SNS以外の事柄、例えば読書や現実の友人との会話などに全く興味を示さなくなった場合です。
また、少しでもスマホに触れない時間があると、イライラしたり落ち着かなくなったりするのも注意信号です。
さらに、自分で物事を判断せず、すぐにネットで検索して答えだけを求めるようになったり、少し難しい課題に直面するとすぐに諦めてしまったりする様子が見られる場合も、思考の持久力が落ちている可能性があります。
これらの兆候は、SNSの利用が受動的になりすぎているサインかもしれません。

専門家が指摘するSNSの本当の怖さ

多くの専門家が警鐘を鳴らしているのは、SNSが持つ「依存性」の問題です。
「いいね」の数やフォロワーの増減で一喜一憂し、常に他者からの評価を気にするようになることで、自己肯定感が不安定になることがあります。
また、ネットいじめのように、閉鎖的な空間での人間関係トラブルに巻き込まれる危険性も無視できません。
さらに、個人情報の漏洩や、知らない人と安易につながってしまう危険性も潜んでいます。
これらの問題は、子どもの心身の健全な発達に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
楽しさの裏側にある、こうした現実的な危険性について、親子で話し合っておくことが重要です。

リアルな体験が思考力に与える影響

SNSを通して得られる知識や情報は非常に有益ですが、思考力を本当に豊かにするためには、やはり現実世界での五感を使った体験が欠かせません。
例えば、動画で昆虫の生態を見るのと、実際に公園で虫を捕まえて観察するのとでは、得られる感動や発見の質が全く異なります。
友人と顔を合わせて会話をし、相手の表情や声の調子から気持ちを読み取る経験は、オンラインのやり取りだけでは決して得られません。
自然に触れる、本を読む、スポーツに打ち込む、家族で旅行に行く。
こうした現実での多様な体験こそが、思考の土台となる豊かな感性や人間性を育む上で、何よりも大切なのです。



溌剌塾からのアドバイス

ここまで様々なSNSとの関わり方についてお伝えしてきましたが、最も大切なことは、SNSを「敵」と見なすのではなく、「親子で向き合う共通の話題」と捉えることです。
使い方に迷ったとき、トラブルに遭ったとき、お子さんが真っ先に相談できるのは、日頃から何でも話せる関係性が築けている保護者の方々です。
SNSをきっかけに、お子さんが今何に興味を持っているのかを知り、共に考え、対話する時間を増やしてみてください。
その温かいやり取りの積み重ねこそが、小手先の技術以上に、お子さんの思考力を深く、そして豊かに育む一番の栄養となるはずです。

Q&A(このような質問を受けることがあります)

Q:YouTubeばかり見て勉強しません。どうすれば良いですか?

A:まずは「何を見ているの?」とお子さんの興味に関心を示すことから始めてみてください。
その上で、「それが終わったら宿題をしよう」とメリハリをつける約束事を一緒に作ることが大切です。
一方的に禁止するのではなく、見る内容や時間を親子で話し合ってみましょう。


Q:有害な情報に触れないか心配です。

A:フィルタリング機能の活用はもちろんですが、それ以上に「もし変だな、怖いなと思ったら、すぐに教えてね」と日頃から伝え、何でも話せる関係を築いておくことが最も重要です。
困ったときに親に相談できるという安心感が、お子さんを守る一番の盾になります。


Q:どのくらいならSNSを使わせていいですか?

A:時間の長さよりも、使い方や内容が重要です。
ご家庭の生活リズムに合わせて、「夕食の時間は使わない」「寝る1時間前まで」など、お子さんが納得できる具体的なルールを一緒に決めましょう。
目的意識を持った使い方を促すことが大切です。


Q:親はSNSに詳しくありませんが、教えられますか?

A:全てを把握する必要はありません。
「最近どんなものが流行っているの?」とお子さんに教えてもらう姿勢で関わるのがおすすめです。
親が完璧でなくても、一緒に学ぼうとする姿は、お子さんにとって良い影響を与えます。


Q:ルールを決めても、なかなか守ってくれません。

A:なぜルールが必要なのか、その理由をお子さん自身が本当に納得しているか、もう一度話し合ってみましょう。
一方的な押し付けになっていないか、ルールが厳しすぎないかを見直すことも必要です。
守れたときには、しっかり褒めてあげることも忘れないでください。


Q:ゲームばかりするのも思考力につながりますか?

A:はい、つながります。
特に戦略を考えるゲームや、仲間と協力して目標を達成するゲームは、計画性や問題解決能力、協調性を育む良い機会になります。
ゲームの内容に関心を持ち、「どうして勝てたの?」などと作戦を聞いてあげるのも効果的です。


Q:TikTokの短い動画は思考の妨げになりませんか?

A:受け身で見続けるだけでは、思考が断片的になる可能性はあります。
しかし、「今の動画で一番面白かったのはどこ?」「もし君が作るとしたらどうする?」など、見た後に少し対話する時間を持つだけで、要約力や表現力を鍛えるきっかけに変えられます。


Q:思考力が伸びているか、どうすれば分かりますか?

A:テストの点数だけでなく、日常の言動に注目してみてください。
「なぜ?」「どうして?」という質問が増えたり、物事の理由や自分の考えを筋道立てて話そうとしたりする姿が見られたら、それは思考力が育っている証拠です。


Q:中学生の子どもにも同じ方法は通用しますか?

A:基本的な考え方は同じですが、中学生にはより対等なパートナーとして接することが重要です。
一方的に教えるのではなく、「お母さんはこう思うけど、あなたはどう思う?」と意見を求め、子どもの考えを尊重する姿勢を見せることが、信頼関係を深め、対話を促します。


Q:SNSでの友達付き合いが心配です。

A:直接的な介入は避けつつも、「最近、学校や友達とはどう?」と普段から気軽に話せる雰囲気を作っておくことが大切です。
お子さんの人間関係に関心があるというメッセージを伝え、悩んだときにはいつでも相談できる存在であることを示しておきましょう。




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投稿者プロフィール

西村 元気
西村 元気
趣味:①コーヒー(毎朝どころか、1日に3〜4回ドリップ)
   ②露天風呂の大きな温泉(若い頃は硫黄泉が大好き→最近はアルカリ性でもOK)
   ③テニス(2度のぎっくり腰で、お休み中)
特技:①ガニ股(270°まで開く?)
   ②しゃがむと膝がポキポキ鳴る(ヒアルロン酸不足?)
   ③男の料理(なんちゃってスパイスカレー?)

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